ヘッジファンドの秘密ハーバード大学基金は、北カリフォルニアの森林の一部を購入数する 計画があると、31日付けの米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。 購入が検討されている森林20万エーカーは、米パシフィック・ランバー社が 保有していたが、破産に伴い競売にかけられていた。パシフィック・ ランバーの子会社は「金曜日に提出された書類によると、ハーバード 大学基金が落札者になる可能性が高い」と述べている。フンボルト カウンティに拠点を置くパシフィック・ランバー社は昨年、破産書類を 提出していた。現在同社は自社の再編計画を提案をしている。他の 入札者にはザ・ネイチャー・コンサーバンシーやバンク・オブ・アメリカ、 セーブ・ザ・レッドウッズ・リーグなどがある。 米大手資産運用会社のブラックストーン・グループは1日、新たな不動産 ファンド「リアル・エステート・パートナーズVI」が過去最高の109億ドルの 資金を調達し募集を打ち切ったことを明らかにした。 新ファンドはブラック ストーンにとって9本目の不動産ファンド。運用開始時期と戦略に関する 詳細は明らかにされていないが、同社のスポークスマンによれば、地理 的な制約は設定されていないとのこと。 最近ブラックストーンの不動産部門は、アジアに幾つかの事務所を設けた。 日本にも拠点が作られ、部門トップには新生銀行から人材があてられた。 同部門の共同責任者ジョナサン・グレイ氏は声明で「今日の市場崩壊に より、当ファンドには魅力的な投資機会が存在すると確信している」と述べて いる。 ブラックストーンに近い情報筋によると、同社はある程度長い 時間を要する可能性を認めながらも、大規模なファンド資金の投資先 として上昇が見込まれる資産を探し出し、投資することができると自信を 示している。 ヘッジファンド・リサーチ社によると、2008年第1四半期のヘッジファンドの パフォーマンスは6年ぶりとなる低水準であった、と4月1日付の ブルームバーグは報じている。HFRX・グローバル・ヘッジファンド・ インデックスによれば、年初来マイナス2.83%であった。今回の結果は、 2002年のマイナス3.85%以来の大きな下げ幅となる。 |